F700GS-林道&整備記録

F700GSで林道を楽しむために日々努力するライダーの記録

Barlow's disease

こんにちは。じろぽんです。

今日は心臓の話。

 

今日は2軒の病院を受診して私の心臓についての情報を色々と頂いてきました。

なので、この混乱した情報をブログにまとめることで自分の中でも情報が整理出来ることを期待しながら書いています。

 

1.埼玉県A病院心臓血管外科F先生の話

A病院は会社の定期健診を毎年受けている病院で元々症状としてあった僧帽弁閉鎖不全症の経過観察をしていただいていた病院でもあります。

 

今年の精密検査をきっかけに僧帽弁閉鎖不全症の手術を推奨されて本日心臓血管外科の2回目の受診。

前回は少し聞きそびれてしまった手術時期を決める閾値と手術方針が納得できれば手術をお願いしようと思っていました。

 

お話を伺ったところでは手術適応判断の材料は心エコーでとった血流の逆流到達位置と同じく心エコーで測定した心臓の各部の寸法。(逆流量は測定していなかった)

要は逆流量が多く負荷がかかった心臓の拡大傾向を示す寸法が閾値を越えてしまっているということ。

 

逆流の原因は僧帽弁を開閉する紐のような腱索が一部切れてしまっていて、弁の一部がが閉鎖されないこと。

 

なので、手術方針は腱索の再建(ゴアテックス製の紐で繋ぐ)と僧帽弁の外周へのソフトタイプの半円形の弁輪の装着。

弁輪については円形のものを前は用いていたが様々な経験を重ねて半円タイプがよさそうだということで最近は半円タイプを選択しているとのこと。

 

手術手法はMICSという右胸の一部を小さく切って行う術式で可能で、失敗(死亡やすぐに再手術)の可能性は極めて低いとのこと。

 

手術自体はあと1~2年程度先延ばししても問題が出ない可能性も高いが、5年~10年後には深刻な心不全を起こす可能性があるので仕事の都合やプライベートなイベント等で差し支えが無い早い時期に手術を受けることを推奨されました。

 

判断基準、手術方針に納得できたので検査日の予約をして手術日も仮押さえしました。

 

ところが・・

うちの奥さんがどうしてももう一ヶ所有名病院で話を聞きたいと言い出しまして・・・急遽杉並の有名なゴッドハンドの先生に無理を言って診ていただくことに。

 

2.杉並区N病院W先生の話。

もうA病院で手術するつもりで帰ってきたので紹介状も無く心エコーのデータも取り直しで対応していただきました。

昼過ぎに連絡してすぐに病院に向かい15時30分には対応していただけたことには感謝の言葉しかありません。

 

手術適応に関しては逆流量が閾値45%のところ57%!

(そんなに逆流しても普通に生活してる自分に驚き!)

僧帽弁が伸びて心臓の壁まで到達していること。

 

逆流の原因はBarlow's diseaseと言われている先天性の弁の変形と腱索の伸びにより僧帽弁がしっかりと閉鎖されないこと。

 

手術方針は腱索の併置と僧帽弁の外周へのセミリジットタイプと呼ばれるチタンなどの軟らかめの金属を芯金にした円形の弁輪の装着。

 

手術手法はMICSで可能だが施術の難易度はかなり高いとのこと。

 

Barlow's diseaseは先天性のもので徐々に症状が悪化していくので急に死ぬようなことはあまり起きないのでいくらかは考えるために先延ばししても良いが、早めの手術が推奨とのこと。

 

う~ん・・・。施術内容は弁輪の形状違いだけとも言えそうだけど説明が大きく違うような・・・。

Barlow's diseaseというのは今日まで僧帽弁閉鎖不全症を割と調べていた私は初聞き。

W先生によれば僧帽弁形成をやっていて知らないはずは無い教科書レベルの話とのこと。(当然F先生も知っているはず?)

 

A病院のF先生は専門用語はできるだけ噛み砕いて平易に説明して下さる方。一方ゴッドハンドW先生は専門用語をそのまま話しながら必要なら説明してくださる方。

その違いなのだろうか?・・・

 

年間手術件数はA病院よりもN病院の方がはるかに多いですし年齢的にもF先生よりもW先生の方が大分上なので経験値が違うことは間違い無いのですが・・・。

 

何をどう信じて手術を決めればいいかはBarlow's diseaseを調べながらもう少し考えてみたいと思います。

 

A病院の検査と手術予約キャンセルしなくちゃかな・・・

 

今日はもう疲れたのでこれにて終了・・