こんにちは。じろぽんです。
最近すっかり心臓手術ネタばかりの心臓手術芸人になっていますが本当はバイクネタ芸人です!(注:芸人ではありません)
最近すっかり体力落ちているのに忙しくってたまにテンションが少しおかしくなったりします。
そして今日も手術ネタ。
病院の選び方の話。
僧帽弁閉鎖不全症と診断されて割と悩んだのが病院選び。
心臓外科も手技なので手術件数が多いほど熟練していて安定したクオリティーが期待できるのはハンドTIG溶接の職人さんと一緒。
まずは数から調べてみよう!
手術件数はネットで検索文字を 病名、地域名、手術件数 と入れればすぐに出てきますし、メジャーな病気なら雑誌などでも一覧載っていたりします。
参照先で件数や順位が違ったりはするのでまあ目安くらいで考えた方がよさそうではあります。
ちなみに1つの目安になる手術件数がその症例について年間50件だそうです。
50件やっていれば単純計算週に1回はその手術をしていることになるので、技術の劣化が少ないと言われているそうです。
で、手術件数を調べると多いのは大学病院。
でも大学病院って手術の成功率を公表してないところが大半なんですよね。
しかも大学病院は教育と研究の場、要は医学の発展のための実験台や練習台になるってことですよね。
医学の発展のためには多少の犠牲はつきものだ的な。
実際術式を出来る限り定型化して若手の経験を積ませることを重視していると言って憚らないところもあります。
私みたいに心臓手術するには比較的若くて(40代半ば)まだ体力に余裕がありそうだと絶好のカモかも?
なので個人的には大学病院はパス~。
予約もなかなか取れないし地理的にも行くのが大変なところが多いし、行ってみてフィーリングが合わなかったら超無駄骨だし。
色々調べてみると健診を受けて今回の手術のきっかけをもらった近所のA病院は割と良さそう。
手術件数も比較的上位だし、某大学病院で教授会への出席率が悪くて教授をクビになった先生が来てから大分良くなったみたい。
私も専門分野は機械ですが技術系なので色々病気の症状は術式なども勉強してから診察に臨んだのですが説明も納得がいくものでした。
でも・・・その病院は昔からやぶの評判があったところなので家族に大反対されてしまいました。
手術件数も日本でトップクラスでは無いと。
個人的には一定以上の手術をこなしていればそれほどハズレは無いだろうと思い、一応説得はしたのですが・・・。近所の方がなにかと楽だし。
でも結局手術される本人は手術失敗で死んでしまえばそれまでですが、残された家族は色々と大変なので家族が納得できる病院へ行くことに。
一応セカンドベスト的に自分が行きやすそうな有名病院として目を付けていたN病院。
若干遠いけど行けないほどではない。
この病院は手術件数はトップクラスですし手術成功件数や実際の手術した症例・術式・費用を公表していて分かりやすくなんか安心。
それとネット外来というのをやっていて相談しやすそうでした。
しかもここで手術を受けてすごく良かったとブログを書いている方がとても多かったし、ネット外来すると本当にすぐ返信があってすぐに外来で診てもらえるとかいう話もあったので。
ブログの全てを真に受けるのも危険ではありますが、ネット外来ですぐ返信があってすぐに外来で診てもらえるというのは本当でした。
てっきりブログを書いた人がその病院にかかったのが開業当時だからかと思っていたのですが、今でもすぐ対応してくれるようです。
ブログといえば意外な感じがしたのですが手術件数がすごく多い有名大学病院は調べてみると手術を受けましたってブログを書いている人ってすごく少なかったんですよね。
あるのは外科医は技術が良ければ人間性はどうでもいい的な話ばかり・・。
それって人間性はダメだったって言ってますよね?って感じ。
ここでも大学病院はダメかもって思いました。
で、実際行ってみたN病院が良さげだったのは過去に書いた通り。
家族も納得してくれて一安心。
私の場合はこれで病院選びは終了しました。
手術をしてみないと最終結果は分かりませんが何か所も病院をはしごしたり、遠くの病院まで行くことを考えたら運良くいい病院に巡り合えたんじゃないかと思っています。
病院選びで何日か悩んでどう選んだらいいかをネット検索したこともあるのでこの記事が誰かの役に立ってくれたら嬉しいです。
今日はこれにて終了!