こんにちは。じろぽんです。
今日はグリップヒーターの話。
F700GSには標準でグリップヒーターが装備されているのですが、私がその恩恵にあずかっていたのははるか過去の話でした。
F700GSを買ったのが2013年の12月。
最初の年こそグリップヒーターがちゃんと機能してぬくぬくでこれは良い物だとマ・クベのようにつぶやいたものでしたが、2014年の春先にはグリップヒーターは使えたり使えなかったりになっていました。
これはバッテリーが弱っていたからで、グリップヒーターON時にECUがバッテリー電圧をチェックして負荷電圧が一定値以上でないとグリップヒーターをONにしないためのようなのです。
ライダーズマニュアルのP42にも充電が十分でない場合は始動性能を保持するためにグリップヒーターがOFFになりますと書いてあります。
で、一度電圧不足判定されるとキーOFFするまではその判定はリセットされないのでグリップヒーターのスイッチを何度ON/OFFしても無意味なのです。
でもこれって説明不十分ですよね。
確かにグリップヒーターより始動を重視するのは分かりますが、バッテリーの充電が不十分ですっていうエラーも特に出ないし制御仕様も明確でないからユーザーとしてはグリップヒーターが壊れた!ってなっちゃうと思うんですよね。
私も走行中にグリップヒーターをONしてみるとか暫く走ってからONしてみるとか色々試して制御仕様の問題だと結論付けるまではネットでグリップヒーター故障の記述とかを漁ってドキドキしたものでした。
せめてライダースマニュアルに一度充電不十分判定されるとキーOFFされるまではリセットされないのでグリップヒーターをONできませんとかバッテリーを新品にして試してくださいとかいう記述も必要!
ちなみにヒーターのニクロム線の断線の場合は両方同時で使えなくなることはまず無く、大体片側が使えなくなるハズです。
またスイッチ故障の場合はメーターのグリップヒーター表示も出なくなるはず。
なのでグリップヒーターが使えないのは制御仕様の問題だろうとの判断。
負荷電圧が制御閾値に使われているだろうと結論付けたのは弱ったバッテリーを補充電して無負荷電圧が14V以上あってもグリップヒーターが使えなかったから。
バッテリーは弱ってくると負荷に繋ぐと電圧が一気に下がりますからね。
これを解明するまではグリップヒーターが使えなくなったのが丁度グリップカバーを付けた時期と被っていたので、カバーを収縮させるためのドライヤーの熱でニクロム線が切れたのか?とか余計な心配までさせられました。
その後このバッテリーが弱っていてグリップヒーターが使えないことは分かっていたのですがバッテリーをリチウムに使用かとかお金が無いな~とか悩んでいたら寒い冬をほぼグリップヒーター無しで2回も越してしまいました。
しかーし!今年は違う!
今年の春先にバッテリーをSHORAIのリチウムバッテリーに交換したのでしっかりグリップヒーターが使えるハズ!
入院前ちょっと電圧が下がっていたけど手術で入院している間はバッテリーは外してあったし、特に問題ないだろうと思いつつもちょっとドキドキしながらグリップヒーターをONしました。
ちゃんと暖かいです!
夏は凶暴なエンジンからの熱気も相まって今くらいの寒さならヌクヌク。
F700GSのぬくもりに包まれて幸せな気分。
ネットでバッテリーを調べていた時はリチウムバッテリーは突然死するとかBMWのバイクだと放電が早くてダメだとかいう記述が多くて最初ちょっと不安がありました。
でもSHORAIのトラブル報告は日本導入期のものが多く最近の記述は少なかったのも決め手の一つ。
自分のZZRでも日本導入初期のSHORAIバッテリーを何年も使っていて問題無いし軽くなるしでF700GSでも採用。
半年が経ちましたが特に問題ありません。
ちなみにZZR用もF7用もSHORAIバッテリーは補充電したことはありません。
ZZRなんて年間走行距離が数百キロレベルですが何年ももっていて驚きです。
(ZZRは乗る頻度が低いので乗るたびにバッテリー端子を外していますが)
SHORAI Batteryバッテリー LFX21A6-BS12
- ジャンル: 車用品・バイク用品 > バイク用品 > オイル・メンテナンス用品 > バッテリー
- ショップ: ミニモト楽天市場店
- 価格: 24,100円
F7では導入からまだ半年ちょっとですし走行距離も少ないので今後も本件SHORAIバッテリーについては人柱案件としてレポートしていきます。
安めのジャンプスターター電源でもあると安心かな?
でもバッテリー完全死には対応できないので何も起きないのが一番ですが・・・。
今日はこれにて終了!