こんにちは。じろぽんです。
うちのF700GSはABS装着車。そしてフルード交換はセルフでやってます。
ABS車のフルード交換をセルフでやって大丈夫なものかは最初から少し心配していました。
ネットで調べてみるとABS車のフルード交換を素人がやるのは危険との意見もありますが、ABSモジュレーター部分は非作動時は回路が閉じた状態になっているはずなので、全抜きして作業しても大丈夫といった記述も見つけました。
BMWのリペアマニュアルを見てもABSだからといって特別な方法を指示している訳でもないです。
またABS車のフルード交換の場合はABSの空打ちが必要とかいう記述やRシリーズではABSモジュールでのエア噛みエラー頻発なんて記述もありましたが、リペアマニュアルには特に空打ち等の記述はありません。
なので私のように注ぎ足し交換方式でフルード交換するなら、とりあえずABSモジュレーター内部でのエア噛みなどの問題は無いはずですし、それ程神経質になる必要はないんじゃないかなと思います。
あとはABS回路部分でどれくらいの古い液が残り易いかが問題かなと思いました。
で、実際のところどれくらい残るのかな?っていうのは今までろくに確認していなかったので、今回フルード交換に併せて少しブレーキラインの現物確認をしました。
まずはフロントから
右のキャリパーから左のキャリパーに来て
トップブリッジを上に登って
フロントのマスターシリンダーからのラインと一緒に車両後方側へ
そしてキャリパー側とマスターシリンダー側の両方が仲良くABSモジュレーターに繋がります。(奥の2本)
リアも同様に
キャリパーからブレーキラインはスイングアーム上を車両前方に向かい
リアサスの前方を昇って行き
リザーバータンクと繋がったマスターシリンダー側も同様に車両前方側に向かい
ABSモジュレーターに繋がります。
手前左側がキャリパー側で手前右側がマスターシリンダー側。
てな感じ。
フロント・リア共にブレーキラインは当然ABSモジュレーターを経由しているので、注ぎ足し方式でフルード交換をすればほぼ全てのラインに新しいフルードが行きわたることになります。
なので、普段走行でたまにABSが作動するような走りをして、そこそこマメにフルード交換をすれば特に問題無いんじゃないかなと思いました。
(もっと早くに確認しておけよって話ですが・・)
いや~観察って大事ですね。
しっかり構造を把握しておけば安心感が違います。
何かあった時のトラブル予測やリカバリーにもつながるので、これからもF700GSを丸裸にするくらいの気持ちで付き合って行こうと思います。
今日はこれにて終了!