こんにちは。じろぽんです。
今日は心臓病の話。僧帽弁閉鎖不全症の検査項目とその意味について分かったことを書きたいと思います。
専門家ではないので誤解している部分があるかもしれませんのでご注意ください。
検査項目
１．何は無くとも心エコー
胸にゼリーを塗ってちょっと硬い棒でぐりぐりやられる。
超音波の反響で心臓の弁の形や血液の流れが見える。
なので心臓の大きさや壁の厚さなど各部の寸法を測って正常なのか確認したり、逆流量が許容内かを判定して手術適応（手術が必要か）の判断をします。
流れ状態の色表示は流れ方向に対する流速表示なのかな？
これだけやれば手術の必要性はほぼ判断できるみたい。
セカンドオピニオンに行く時は心エコーの結果だけを持っていけばいいと言われました。
２．血液検査
BNP値の確認。
BNPというのは心臓から分泌される成分みたい。
心臓が伸展すると分泌されるので僧帽弁閉鎖不全のように血液の逆流があって心臓が頑張って大きくなりはじめると数値が高くなるみたい。
なのでBNP値も手術適応の判断の１基準にはなっているみたいですが、先生の話し方からしてあまり重視されていない感じ。実際私の場合はあまり数値は高くなくて、標準いないでした。
３．胸部レントゲン
僧帽弁閉鎖不全が進展して逆流が多くなってくると心臓がもっと頑張らなきゃで大きくなってくるそうです。
で、心臓のサイズはあまり個人差はないみたいなのでレントゲンで心臓のサイズを見ればこれはそろそろやばいなのかまだ大丈夫なのかの判断が出来るみたい。
でも個人差もあって重症化しても心臓はあまり大きくならないという人もいるみたいなので決定的ではないみたいです。
４．心電図
僧帽弁閉鎖不全症が重症化してくると心臓の筋肉が肥大したり石灰化したりで鼓動を制御する電気信号が阻害されて不整脈を起こすそうです。
不整脈を起こすと心臓の鼓動が滞るわけでそうすると血液循環が悪くなり血管中に血栓ができて脳で起これば脳梗塞、心臓で起これば心筋梗塞といった具合で大問題。
なので深刻な合併症や心不全を起こす前に手術しましょうの判定にも使われるみたい。
５．経食道心エコー
口からエコー検査の機械を入れて食道から心臓の状態を確認する。
体のそとから見る普通のエコーよりも障害物の少ない内臓側から見れるのでより精細な画像で形状や逆流度が確認できるみたい。
病院によっては下に書くＣＴだけやって経食道心エコーはやらない場合もあるみたいなのですが、私の場合バーロー症候群という弁形状が一種の奇形になっている場合は形状の個人差が大きく難易度が高いので必然でやる必要があるみたい。
６．造影ＣＴ検査
体を輪切りで見れるので心臓や血管、骨の形も丸わかりで見れるそうです。
口からエコー検査の器具を入れるよりも体への負担が小さいこととＣＴ機械の進化でより精細な画像が得られるようになったことから、経食道心エコーの代わりにこれだけやるという場合もあるみたい。
私の場合は漏斗胸（みぞおち部分の骨が窪んでいる）のとバーロー症候群なのでＣＴもやるそうです。
漏斗胸だと手術で切っても見える部分が少ないので大変らしく、ひどい場合は手術中だけフックで胸骨を吊り上げるか棒状のもの？で押し上げるかして視野を確保するそうです。（そうやる必要がありそうって言われました・・・怖！）
７．心臓カテーテル検査
カテーテル（直径１．５ｍｍ程度の軟らかい細い管）を足か手の血管から心臓まで挿入し、造影剤を心臓に直接流して逆流の位置や程度を画像で確認できるそうです。
また血管の各部の圧力を計ることで血管が狭くなっていたり詰まっているところの特定もできるらしいです。（狭いところは圧力が高い）
この心臓カテーテル検査は心臓までカテーテルを入れるから危険もあるということなのか入院でやるみたい。色々な人のブログを見ていたら３日間の検査入院でやったという人もいました。
通常は僧帽弁閉鎖不全では心臓カテーテルで逆流度が手術をやる必要があるかどうかの確認で使うみたいなのですが、今回私の場合は手術前の検査入院２日間の初日に予定されています。
手術と造影剤を入れる検査は２週間は空けたいと言っていたので、今回は逆流度判定が目的ではないと思われます。
これは予想ですが逆流度は経食道エコーで代替えして見ているので事後の合併症対策として心筋梗塞や血管詰まりの兆候があるかどうかを確認するために使われるのだと思います。
他にも肺活量の確認や抗生物質が利くかの耐性菌の検査もします。
いくつかの検査は既に終わっていますが重めの検査がまだ残っていて憂鬱・・。
今日はこれにて終了！
