こんにちは。じろぽんです。
今日は前の病院に報告に行った話。
私は僧帽弁閉鎖不全症で来月手術予定ですが、手術予定なのは2番目に行った病院。
最初に行ったA病院は会社の健診を毎年受けていて今回の手術のきっかけをくれて一度は手術の予約まで入れていました。
ですがうちの奥さんが地元のそれほど手術件数が多くない(それでも県下有数)ところではなく、有名な先生のところがイイと言って行ったのが今手術を予定しているN病院。
A病院の検査予約と手術予約は早々にキャンセルしていたのですが、色々と丁寧に説明していただいて一度は手術をお願いしますと言った手前、直に手術しない旨の話をするのが筋というものだろうと思い外来予約を入れていました。
ちょっと遅い気もしますが予約に空きがなくてこんなに遅くなってしまったのはまあ病院側にも問題があるということで・・・。
こんな話であまり時間をかけるのも却って迷惑だろうと思い簡潔に他院で手術することになったことの次第を報告しました。
すると思った以上にすんなりとああそうですかと受け入れてくれたので、ついでなのでN病院との手術内容の違いについても質問してみました。
質問は下記2点。
1.F先生の見立てもバーロー症候群なのか?
2.バーローでも弁輪のはフレキシブルの半円形がいいとの見解なのか?
N病院との意見の相違と根拠を確認したかったんです。
回答
1.A病院のF先生としては私の症状はバーロー症候群っぽくはあるが典型的なバーロー症候群ではないとの見立て。
僧帽弁の逸脱量がそれほどではないと。
ついでに言えば経食道心エコーも必要なら手術で全身麻酔している時に見ればいいのでバーローであろうとも今回の症状をみる限りではあえて経食道心エコーする必要はないとのこと。胸の外側からの普通の心エコーで十分分かるとのこと。
あの苦しかった経食道心エコーをまさかの全否定・・・。
でもエコーの撮り方のの問題なのかA病院とN病院では画像がちょっと違う気がします。
N病院の画像の方が弁の逸脱がかなり大きく見える。
短期間で急激に劣化したかな?(怖っ!)
2.バーローちっくでも弁輪はフレキシブルの半円形がいい場合もある。
今回の私のようにバーローっぽく見える場合でも腱索の併置だけで十分逆流を抑えることが期待できる場合、将来の再発の保険として弁輪を付けておくのが望ましいと考えるが、あまり堅いセミリジットのリングを付けてしまうと強度的にオーバースペックであまりにも本来の心臓の性状から離れてしまうので心臓への負担が大きいと考えるとのこと。
本来の心臓ならそんなにガチガチに抑えつけられることの無い部分がガチガチに抑えつけられるのは生体として見た時に不自然で負担になるとのことです。
フニャフニャのフレキシブルタイプの半円形のバンドで十分だと。
F先生としては過去に再手術などになった症例から現時点では出来るだけ手を加えないで本来の心臓に近い形で運用して上げた方がいいとの考えに至ったとのことでした。
やはり経験の違い、出会った患者・症例の違いから同じ患者を見ても見解が分かれるものなのですね。
ハイキュー的に言えば ”コンセプトのたたかい!”
個人的にはどちらが絶対的に正しいということはなく、微妙な領域では正解は1つでは無いと納得することにしました。
結局自分や家族が誰のどの意見を信じて納得するのかという問題。
正直わざわざ手術先変更の報告に行くのは面倒だし気が重かったのですが、自分が手術をしないにも関わらずきちんと丁寧に説明してくれて最後には手術頑張ってくださいとの励ましのお言葉までいただけました。
これですっきりと気兼ね無く手術に臨めます。
面倒臭がらずに行って良かった。
今日はこれにて終了!