F700GS-林道&整備記録

F700GSで林道を楽しむために日々努力するライダーの記録

F700GSのローダウンと標準車高を振り返ってみた

 こんにちは。じろぽんです。

 BMW純正のローダウンだったうちのF7ですが、先頃晴れて標準車高化を果たしました。

 

 

jiropon.hatenablog.com

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 で、 昨日ようやく標準車高にして初めての林道にも行って一通りの確認ができたので、ここらで一発ローダウンの振り返りとローダウンと標準車高のメリット・デメリットを簡単にまとめてみたいと思います。

 

 まずはローダウン

ローダウンっていうとサスストロークも少ないし、車高も低いからダートは不得手なイメージがありますよね。

でも実際に乗ってみると足つきの良さからかなり気軽に林道にも入れますし、車高の低さは走りの安定性にも繋がっていて、ダートでも舗装路でもとても乗り易いものでした。

ローダウンではあってもF700GSはダートも十分に走れますし、舗装路は標準車高よりもむしろ早く走れると思います。

さらにその良さは舗装路で道が荒れる時なんかにも発揮されて、荒れた路面でも安心して走れるほど乗り易いですし、個人的にはネイキッド系のロード用バイクに乗るよりは全然お徳用だなと思います。

ただ、車高を落としている分、オフ系なデザインなのに峠を走るとステップを擦ってしまってバンクできないというちょっと残念な面もあり、舗装路の唯一のストレスでした。

また、ダート側で言えばダート走行をメインに使っていこうと思うとちょっと物足りないというか、無理しているなと感じることはありました。

というのも、やはり地上高低いのでダートを走っているとすぐに腹下を擦っちゃいますし、サスストロークが少ないのに車重があるもんだから簡単にサスがボトムしてゴキゴキ衝撃が激しくて走るのが大変だったのです。

整備面で言えば純正ではローダウン車にはセンタースタンドが無いのが残念ですが、SW-MOTECHでローダウン用のセンタースタンドがあるので、特に問題は有りませんでした。

 

結論として、気軽にアドベン系でオンもオフも楽しむならローダウンは良い選択だと思います。さんざん雑誌などで言われたことですが、3年半乗った率直な気持ち。

 

リアサスのみ標準車高

うちのF7はリアだけ標準車高だった期間が1年くらいあります。

 

jiropon.hatenablog.com

 標準車高化しようとリアサスをオーリンズに換えたのです。

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換えた当初はオーリンズの素晴らしく良く動き、リアタイヤの挙動のしっかりしっとり感と挙動の分かり易さに感動すら覚えました。

また、少し高く上がった視点がオフ車然としていたのがとても嬉しかったのを覚えています。

一方で、林道での転倒が増えたのは事実です。

リアの挙動は分かり易くなったのですが、フロントがスリップして転倒することが多くなりました。

それは車高が上がって足つき性が悪くなって立て直しにくくなったということもありますが、やはり前後のバランスが悪かったのだと思います。

舗装路を走っていても車高が上がった分ステップは擦らないのにリアタイヤのサイドがちゃんと使えていなかったりだったので、しっかりとバンクさせられなかったことは一目瞭然でした。

でも乗りにくかったのかといえばそうでもなく、乗り手次第では有りな仕様かもしれません。

その他にはサイドスタンドをちょっと延長しないと傾きが大きすぎて停車時などに気を使うという問題もありましたが、サイドスタンドを簡単にかさ上げできたので、大きな問題ではありませんでした。

 

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 センタースタンドもローダウン用で問題無かったですしね。

掛かった費用はオーリンズが10万円くらいで、サイドスタンドのゲタが数百円。作業は自分で割と簡単にできました。

 

最後に標準車高。

まだまだ走り込んでいないので分からない部分もありますが、ちょっと走った感じでは舗装路ではちょっと大味傾向な操作性になりました。

ちょっとフロントが大回りするようなオフ車然とした雰囲気?

ほんの20~30mmフロントが高くなっただけですが、峠道では車体を大柄に感じるようになりました。

舗装路に限るならローダウンの方がクイックな扱いもできるので扱い易いと思います。

決して乗りにくい訳ではないですけどね。

でも、バンク角が深くなったのはいいですね。安心して倒しこめる。

ローダウンだとオーバースピードでコーナーに入ってしまった場合困っちゃうこともあったのでこの点は大きい。

だたバンク角が増えた分タイヤ次第ではスリップの危険が大きいかなと思いました。

今履いているアナキーワイルドは舗装路グリップが結構マイルドなので、結構交差点なんかでもリアが滑ることがあります。

一方、ダート走行では断然安心感がありますね。

足つき性は特に下り坂のような坂の途中では顕著に悪くなりましたが、ストロークに余裕がある分ワダチやギャップなどでの余裕度が段違いです。

でも、同じところをローダウンで走れないのかっていうとそういう訳では無く、ローダウンの方が余裕は無くなりますが走ることは出来ます。

楽しいのか楽しくないのか、疲れるのか疲れないのか、そういった違い。

なので、何に重きを置くかによってローダウンと標準車高を使い分けるっていうのも有りかもしれません。

掛かった費用はダンパーパイプとダンパーパイプ用のガスケット、ダンパーパイプ用ピストンリングで一万円くらい。オーリンズのリアサスを含めると11万円くらいでした。

作業自体はフロントフォークオイル交換を自分で出来る方なら特に問題無くできると思います。

サイドスタンドの傾きは幾分大きくなり、センタースタンドはちょっと寸足らずになってしまいましたが、整備の時とガレージに仕舞う時には下に板を敷いて対応しています。大きな問題ではないレベル。

そのうち何とかしたい問題ではありますが・・・。

 

そんなこんなで林道メインの今の私の使い方では標準車高がイイ感じですが、そのうち気が変わって舗装路メインのキャンプツーとかで使うならローダウン戻しもあるかも。

 

 ・・・ちょっと放浪したい今日この頃(現実逃避)

 

F750GS・F850GSの日本発売が目前ではありますが、F700GSの中古が大分値ごなれしてる昨今、F700GSで楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

今日はこれにて終了!