F700GS-林道&整備記録

F700GSで林道を楽しむために日々努力するライダーの記録

手術後1年3か月! 心エコー検査に行ってきた話

こんにちは。じろぽんです。

心臓の僧帽弁形成手術をしてから1年3か月が経ちました。

術後1年検査ではレントゲン撮影の結果、心臓が大きくなっているとのことでした。

 

jiropon.hatenablog.com

 

それとは別に心拍数が少なくって調子が悪いというのがあったので、血圧を下げるとともに心臓の働きを緩やかにするビソプロロールを中止。

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代わりに心臓の負担を下げるために利尿剤のフロセミドを再開していました。

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で、薬を換えた効果ですが、最初の2カ月くらいは血圧と心拍数が乱高下。

しかも仕事のデスクワーク中や睡眠時にうつ伏せで寝ると手足に浮腫みも出るようになり、非常に疲れやすく、調子の良し悪しの傾向が分からず苦労しました。

この2つの薬を併用していた術後6か月までは順調に心臓も小さくなっていたのですけどね。

年末くらいからは少し調子が良くなって血圧は落ち着いてきたのですが、心拍数は高止まり。

今回の診察と心エコー検査で少しは傾向がつかめるかと期待していました。

 

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前回の心エコーから丁度9か月くらい。

 

jiropon.hatenablog.com

 

 

さて結果は・・。

 

まずは気になる僧帽弁の逆流(MR)!

見事にゼロ!

弁形成手術はバッチリ成功だと証明されました。

 

次に気になる各部のサイズ。

血液の流路径から見ていくと・・・

 

LVDd=Left Ventricular Dimension diastole(左室拡張末期径)

 40.5mm⇒47.1mm

LVDs=Left Ventricular Dimension sysstole(左室収縮末期径)

 28.7mm⇒36.9mm

LAD=Left Atrial Dimension(左房径)

 

 25.6mm⇒29.1mm

 

う~ん・・やっぱり大きくなってる。

標準値はLVDdが30~55程度、LVDsが20~30程度らしいので、今でもそれほど逸脱している訳ではないのですが・・・。

LADは40以下が正常値ということなので、一応OKかな?

 

続いて左室容積。

EDV=End Diastolic Volume(拡張末期容量)

 EDV:109ml⇒135ml

ESV=End Systolic Volume(収縮末期容量)

 ESV:39.2ml⇒68.6ml

 

こちらは個人差が大きいので一概に正常値は言えないそうですが、4月のデータに比べて拡張期・収縮期共に容量が大きくなっており、心臓が大きくなっているということは疑いないようですね。

 

で、心臓は大きくなっているとして、心機能は問題無いのかを見ていきます。

こちらは上記の数値を使った計算で求まる数値。

まずは心臓の元気度の指標とも言われるEFですが・・・

 

EF=Ejection Fraction(左室駆出率)

計算式は上出のEDVとESVを使って

EF= (EDV - ESV) / EDV x 100%

結果: 64%⇒49.2%

 

う~ん。ちょっとだけ危険水域に足を踏み入れている・・。

EFは左心室流入した血液が、どの程度の割合で左心室から流出したかを表す指標で、50%以上が正常とされているそうです。

低すぎると心不全の危険が高いらしいです。

  

一方1回拍出量SV=Stroke Volumeは

 計算式:SV = EDV - ESV

 結果:69.8ml⇒66.4ml

 

つまり、心臓は大きくなっているにも関わらず拍出量は少なくなっているようです。

心臓は大きくなっているのに、心機能は落ちてますね・・・・。

マイハート弱ってる?

先生の診断もちょっと心臓が元気が無いですねとのこと。

ただ、外科的には問題無いし(僧帽弁での逆流は解消されているので)、測定値は測定者によっても多少変わるので、薬の変更で様子を見ましょうということになりました。

(今回は主治医のT先生が緊急手術で対応できなかったので代打の先生だったから無難な様子見になったのかも疑惑はありつつ・・)

 

 今回処方された薬は前回と同じ利尿剤のフロセミドと血をサラサラにして血栓を抑えるバイアスピリンの他にセララというお薬。

 

バイアスピリン

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セララ

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セララは血圧を下げたり利尿作用があったり色々な効果があるらしいのですが、基本的には他の薬と併用が前提のマイルドな効果らしいです。

今回は利尿剤で排出されてしまうカリウムを貯留する作用があるということと、マイルドに心臓の負荷を下げるということで起用されました。

カリウムは利尿剤によって水分と一緒に排出されてしまうのですが、セララでカリウムを貯留するようにすると、心拍数を下げるのと浮腫みの改善が期待できるとのことでした。

最初はアルダクトンを提案されたのですが、女性化乳房などの副作用が気になったので効きがマイルドではありますが、副作用の危険の少ないセララにしてもらいました。

 

アルダクトン

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 女性ホルモン作用(抗男性ホルモン作用)があるため脱毛治療に使われたり、ニキビが治ったりといったプラス方向の副作用もあるらしいですが・・・

 

これで3か月様子を見てまた検査。

完治まではまだ暫くかかりそうです。

 

今日はこれにて終了!