こんにちは。じろぽんです。
先日のF700GSの液漏れの話の続報です。
これ
結論からまず書くと、今のところ大きな問題は無さそうなのでしばらく様子を見ることにしました。
理由は以下。
漏れ箇所としてはウォーターポンプのドレンホールがもっとも怪しい気がします。
このドレンホールはウォーターポンプの中間ぐらいの位置にあり、ドレンホールを挟んで内側がオイル、外側が冷却水となっており、両側にOリングがあるみたいです。
(下の絵の11の2本のOリング部)
なので、Oリングがへたるとオイル、冷却水のいずれもが漏れ出てくる可能性があります。
逆に言えばここから排出されるので、冷却水とオイルがエンジン内でミックスされにくいということ。
なので、ドレンからの漏れを止めようと思ったらまずはOリング交換。
次いでウォーターポンプASSYの交換と言うことになりそうです。
ちなみにAUTOPARTS-Fさんで部品代を調べてみると、2018年5月5日現在でOリングが321円、ウォーターポンプが26085円でした。
一方でこのウォーターポンプドレンからの液漏れについてネットで国内外の色々な先人の叡知を拝見させていただきますと漏れている事例は多くあり、中でも多かったのはクーラントですが、オイルが漏れてきたという事例も見かけました。
クーラントだと黒塗装のエンジンに白緑っぽい跡が付くので分かり易いみたいですね。
(初期型のF800エンジンだとシルバー塗装なので分かりにくいとの話もありました。)
で、その方々がどう対処したかと言えば、2015年以前の車両で保証期間中の方は大半が保証でウォーターポンプASSYを交換してもらい、漏れが止まったようです。
実際、私が整備の参考に使用しているHAYNESのリペアマニュアルでもCooling system 3・9で
”If on inspection the drain hole shows signs of leakage, a new pump must be fitted.”
とドレインホールに漏れの兆候を見つけたらポンプを新しいのに換えろよ!”的なことが書かれています。
中には自分でOリングだけ交換して止まったという方もいましたし、漏れが増えるのか様子見している間に止まったという方も見かけました。
また、ここから冷却水が漏れるのは普通のことであまり気にするなとの意見もありました。
そして調べを進めていく間に驚きの事実が発覚!
F800Rに乗られている方がやはりドレンからの漏れをディーラーに相談に行くとそれはそういう仕様ですと回答されたと。
漏れるのは普通のことなので、2015年以降の車両についてはドレンホースが付いているというのです!
2016年仕様のF700GSのエンジンを見てみるとこんな感じ。
ほんとだ・・。
ドレンホースで引き廻しちゃうくらいだとオイルであれクーラントであれ大量に漏れなければ問題にはしませんよね?
なので、オイルやクーラントに目視でミックスの兆候が無いかと液量に変化が無いかは継続して確認はしていきますが、ひとまずは様子を見ていく方向でいいかとの結論。
(クランクケース内や冷却ラインでカフェオレ発生の事例もあるようなので、非常に心配ではありますが・・・)
他方でうちのF7の場合だと漏れは明確にクーラントというよりはオイルに近い感じ(オイル+クーラントミックス?)なので、クーラントはドレンから、オイルはシリンダーとクランクケースの合わせ目からという線もあり得ます。
ちょうど合わせ目に沿うように液の跡が付いていますしね。
でも、ここからの漏れならオイルが減り過ぎないことだけ気にしておけばいいから、ウォーターポンプドレンからの漏れよりも少し安心かな。
今まで乗ってきたバイクでもオイル滲み程度は普通にありましたからね。
てな訳で、ひとまずエンジンから沁みを綺麗に拭き取り漏れ位置の特定と漏れ量の把握をするために様子見。
大事にならないといいな・・・。
本事案の経験者の方や詳しい方がいましたら、コメントに情報を頂けると助かります。
よろしくお願いします。
今日はこれにて終了!