F700GS-林道&整備記録

F700GSで林道を楽しむために日々努力するライダーの記録

2022年夏 静岡林道ツーリング ~その3~

こんにちは。じろぽんです。

 

静岡林道ツーリングのその3。

前回の分岐を二つ戻って、林道文沢線へ。

 

 

jiropon.hatenablog.com

 

看板に下泉と書いてあるので抜けられるのだろうと期待。

このままツーリングマップルにも載っている林道下泉笹間線に繋がるのかな?

こちらも本日のメニューですが、林道で繋がっていないという情報があったので、嬉しい誤算になるか?

 

暫くフラットダートを淡々と進むと分岐ですが、下って行く下泉に繋がりそうな方は通行止めの看板。

 


もう一方は看板無しで進入を阻むガードバーが一個あるだけの中途半端な状態。

 

 

ん?よくよく地形と道路の曲がり具合を地図と見比べると、どうもここが下泉笹間線くさい。

行ってみよう!

 

走り始めると、土砂崩れ多く走りずらい。一度なんかはデカい石に乗っちゃって、危うく崖落ちするところでした。

ヤバいヤバい、大分疲れてる。

 

更に暫く行くとなかなかの崩れ具合。

 

 

頑張ればまだ行けるけど、その先はどうだろうか?と思って先を見ると、何か崩落しているっぽい。

 

スマホのカメラ望遠で確認。

 

 

う~ん、完全にガードレールが落ちている。

微妙に平坦部が残っているようにもみえるが、バイクが走れる幅も道が残っているかは不明。

加えて、そこまでも大小がけ崩れしていて、路面は大分荒れている感じ。

大分疲れてきたし、さっき崖落ちしそうになったばかりだし、勇気ある退却!

 

で、戻って再びこちらの分岐。

まあ、行けるところまで行ってみましょう。

 

 

慎重にぼべべと下って行くと、意外と何でもない感じ。

途中一か所だけ普通車だったら思いっきり下擦るだろうなっていう段差がありましたが、F7含むアドベン系バイクなら全く問題無いレベル。

無事舗装路に出れました。

 

 

更に下って行くと下泉、国道362号線に到着。

下界は暑い!さっさと次行こう!

 

お次は南赤石林道。

こちらは中で複数のダート林道が繋がっていて、なかなかロングダートが楽しめそうなのですが、ネット情報では崩落して通行止めとのこと。

まあ、このご時世どこもかしこも崩落しているので、いつものように行けるところまでは行って見てみましょ。

 

 

林道の舗装路区間を登っていく途中に送電線がばちこーん通された、圧巻景色があったので、写真に撮ってみる。

写真にしちゃうと迫力はイマイチですが、目視で見る分にはなかなか見ごたえあり。

ちなみに道路脇にはこの先通行止め看板が数度出ていて、ほんとに駄目そうな感じ。

 

で、結局こうなる訳だ。

 

 

登山者も迂回しろっていうくらいだから、随分な崩落なのかな?

諦めて戻る。

 

次は水川林道。路肩注意ですが、進入よし!

 

 

この辺は川が多いですね。

それだけ水源が多いということですし、流水で土砂も流れちゃうんでしょうね。

 

途中倒木あり。枝が細いので、なんとか乗り越えて進む。

 

 

折角倒木を乗り越えて進むも、その後すぐに崩落で通行困難。

F7だとUターンできるか怪しい気配なので、無理せず撤退。

 

 

続いて藤川林道。

国道363号線が橋と岸周りの二股に分かれた、岸側の道に入ってすぐのところで、今回一番分かり易い入口でした。

 

 

林道に入ってすぐ分岐があったので、まずは右を選択。

進んでみると川岸に出る道でした。間違い!

 

 

戻って左に進む。

 

すんずん奥に進むと、段々と空に雲が現れて雨が降りそうな嫌な感じ。

しかし、ここまで来て据え膳で帰れるものか!

怪しげな雲とにらめっこしながら進むこと5~6km。

とうとう大崩落に行き当たり走行不能

 

 

この崩落が無くても、その先すぐに高い山がそびえていたので行き止まりみたいな感じの地形でした。(雨が降ってきて写真撮り忘れた)

 

雨が降り始めたので、急いで戻る。

せめてダートを抜けるまではカッパ着ないで済ませたいな~思っていたら、幸いなことに時々小雨に降られただけで、止んでくれました。ラッキー!

 

川は濁流がすごい勢いで流れてました。

これは普段の様相なのかな?すごい川岸が削れてそうってくらい濁ってました。

 

 

これでツーリングマップルに載っているこの辺の林道はコンプリート。

通行止めも多かったにも関わらず、ダート取れ高は60km以上。

往復だけで400km超えですからね、これくらいの取れ高であって欲しい。

 

まだ2時でしたが、大分疲れたし翌日は仕事なので、このまま素直に帰ろうかな~とも思ったのですが、無双連山で富士城の看板を見てたのが運の尽き。

最後に行って見ようと、再度本城林道へ。

そこでやっちまいましたよ。ダートに着く前の舗装路で。

 

苔が生えた舗装路の上を水が横切るツルツルゾーンで、フロントタイヤを滑らせて見事に転倒。

物凄い勢いで200kg超のF7が路面とこんにちは。

 

 

う~ん、嫌な予感はしてたんだよね。寄り道しないで帰った方がいい気がしたんですよね。やっぱ欲張っちゃだめだよね・・・以下略。後から思えばは尽きない。

 

幸い人間の方は左手を路面に打ち付けましたが、ウェアのプロテクターのお陰でかすり傷のみ。(それでも皮がペロッと剥けてて痛いけど)

ウェアの表皮も擦れてけば立っただけで破れ無し。

REV’IT丈夫でいいですね。傷付いちゃったけど・・・。

 

jiropon.hatenablog.com

 

 

F7でダートで転ぶのはこれまでも何度もありましたが、こんなに見事に舗装路でこけたのは初めて。

ダメージを心配しながら恐る恐る近付いてみると、転んでいるのに舗装路上を滑った際にセンタースタンドが立つ位置になってしまったようで、起こすことができない。

 

仕方が無いので傷拡大を承知で舗装路上でズルズル動かして、センタースタンドが上がった位置まで戻す。

次いでバイクを起こしてみると、意外なことにクラッシュバーとハンドガード、タンデムステップは路面と接触したので傷が付いたのですが、それ以外ではカウルとクラッシュバーが少し接触している以外はほぼ無傷で問題無さそう。

本当にSW-MOTECHのクラッシュバーは優秀だな~。

 

jiropon.hatenablog.com

 

 

クラッシュバーがカウルに寄ってしまったのは変形したのか、締め付けの遊び分が寄っただけなのかはよくわかりませんでしたが、走るには支障は無いようで一安心。

 

取り敢えずこのまま本城林道を進むのは諦めて、362号線から新東名を目指すルートに変更して走り出してみると、少しハンドルの向きがおかしい。

でもこれはハンドルマウントのラバーが少し変形しているだけなのは過去の転倒で経験済み。

ハンドルをフルロックさせて、更に少し力を入れて向きを修正して元通り。

F7のハンドルバーも何度転んでも変形しないし、頑丈だな~。

 

後は気を落ち着けて、静岡SAのスマートETCから入場して帰路へ。

静岡SAで給油できるかと思ったらスマートETCから入るとSAは利用できないというアクシデントはあったものの、次のSAで無事給油。

今回は満タンから250km走行前に給油を繰り返したこともあって、問題のしゃっくり症状は出ず一安心。

高速でしゃっくりされたら怖いですからね。

 

jiropon.hatenablog.com

 

後は帰るだけ~と思ったら、東名名物事故渋滞で10km渋滞にハマってへとへと。

行きもプリウスが事故してて2車線塞いでいましたが、本当に東名は事故が多いですね。

今まで渋滞にハマらなかったことが1度も無い。

これが東名を使ったツーリングをしたくない最大の理由であり、これまで東名沿線が開拓できていない理由。

何とかならないもんですかね。

 

そんなこんなで最後にトラブル食らいましたが、久しぶりに林道を楽しめました。

 

今回行ったオクシズエリアはGo Ride6月号でコイさんがリコーダートツーリングで紹介しているので、気になった方はチェックしてみてください。