こんにちは。じろぽんです。
去年セローで転んでズボンに穴を空けた話をしました。
珍しく買った高価なズボン。
SHIFT RECON VENTUREパンツ。
お気に入りだったので立ち直れず、暫く向き合うことができませんでしたが、いつまでもそうしていても足の傷と違って治る訳でもなく、ようやく今日重い腰を上げました。
やるぞ!治すぞ!裁縫だ!
まずは傷のチェック。
破れたところは3cmとなかなか大きいですが、スパッと切れた感じでカギ裂きにはなっていないので、縫合は簡単そう。
しかしまた転んだら簡単に裂けても困る。
モトパンなんかでは破れたら革を当てて縫うというのが一般的なようですが、このVENTUREパンツは街乗りでも自然な感じが気に入っているので、それは無理。
何とか縫製だけでなんとかしたいので、まずは丈夫な糸を探しに手芸屋さんへ。
慣れない手芸屋さん、手っ取り早くかくかくしかじかで、ストレッチ性のあるアウトドア用ズボンの穴を塞ぎたいのですがで紹介されたのがこの糸。
FUJIXレジロン。
ナイロン製で若干の伸縮性があることと、ナイロン特有の低摩擦なツルツルな表面で滑りが良く、伸縮生地の動きを妨げにくいので手縫いでもこのナイロンミシン糸がおススメとのことでした。
ポリエステル糸だと直径が倍くらいありそうだったのですが、強度もナイロンの方があるかなって思って購入。
色味は記憶を頼りに112番を買ったのですが、結論から言えば薄すぎでした。
ズボンの色味はもっと黒く、やはり現品を持って糸の色を選ぶべきだったと反省。
ついでにダイソーで裏あて用にアイロンプリントも購入。
穴が膝付近なもんですから、縫っても隙間風が入ると寒かろうってな感じなので、アウトドアウェア用防水パッチ。
手芸屋さんの3分の1の値段。
洗濯不可って書いてあったから、お試しにはダイソーが良いかと。
道具立てが揃ったので、いざ!
まずはズボンを裏返す。
裏で少しつまんで縫う作戦なのですが・・・、糸を針の穴に通すのに一苦労。
最近視力が低下しているし、手先もどんどん不器用になっている。
これが年を取るということですね・・・。
実感する頃には既に親は亡く、過去の親の苦労に同意することは叶わず。
これが人生ってやつですかね。
何とか針の穴に糸を通して、二本糸で3回縫いで強度確保を狙う。
割ときれいに縫えた。
更に裏あてのアイロンパッチ。
パッケージから出してみると予想以上に薄い。
向こうが透けて見える。
こういうパッチのお約束で角があると剝がれやすいので、角を丸く切る。
説明書きにも書くくらいなんだから、抜き型の角を丸くしてくれればいいのに。
でも型抜きじゃなくて裁断なのかな?そしたら価格を考えればしょうがないか。
慣れないから上手く付かなくって、アイロンの温度を何度か調整してようやく貼り付け。
何度も熱を掛けたせいか、一部がどうしてもくっつかなくなってしまったので、そこはやむなく切断しましたが、透けるくらい薄かったせいもあり色味がピッタリでいい感じ。
表はというとこんな感じ。
やはり糸の色味が薄い・・・。
でも遠目には分からないか!
ってことで、VENTUREパンツ復活!
まだまだ活躍していただきます。