F700GS-林道&整備記録

F700GSで林道を楽しむために日々努力するライダーの記録

F700GSのクーラント交換 その2

こんにちは。じろぽんです。

道具立てはそろえたので、今日こそクーラント交換。

 

jiropon.hatenablog.com

 

薄曇りの中、時折日差しが差す絶好のクーラント交換日和?

いざ!

 

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ウインカーコネクターの外し方を予習したばっかりだったので、簡単に右カウルは取り外し。

 

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まずはリザーバータンクを取り外してリザーバーからクーラント排出。

 

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リザーバーからフィラーネックに繋がるホースがヒートガード?的な樹脂部品と干渉して外しづらいけど、テキトーにひねって注入口を下向きにしてクーラント排出。

続いてオイルクーラーの下側の冷却水パイプを取り外してエンジン内のクーラントを排出。

その前にアンダーガードを取り外さないとですね・・。

 

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続いてラジエター下のエンジン前方にあるドレンボルトの取り外し。

 

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BMW純正のリペアマニュアルにはクーラント排出時にここを外す指示は無いのですが、HAYNESにはその指示があるので、それに従っています。

前回も一緒。

 

M6の銅ワッシャーが交換だけど、抜くところは多い方がいいですよね。

ほどほど抜けたところでラジエターキャップを外して本格排出。

 

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量としては7~800ccくらいかな?目分量だけど。

バットがオイル交換と共用なので油が浮いて見えるけど、排出液を見る限りは特にオイルの混入やコンタミ等は無さそう。

排出がほぼ終わったところで水道ホースを引っ張ってきて冷却系を水道水で洗浄。

クーラント色が出なくなったところで洗浄終了、水を全部排出。

ここで一旦ドレンを閉じて新しいクーラントを注入して、内部洗浄第2部開始。

本当は専用の液があるのかもしれませんが、そこまで気を使わないのでクーラント洗浄。

この洗浄工程も不要かもしれませんが一応ね、気持ちの問題。

 

で、クーラントの注入ですが、この時はエア抜きボルトを外します。

 

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前回はエア抜きボルトを外さないで注入したら、エアを噛んでいたもんだから注入液量が足りなくなって、走り出してから水温警告ランプが点いてびっくりしたっけ。

ちょっと家から離れちゃったもんだから、帰りは何度もエンジン停止して冷ましながらの走行になっちゃってヒヤヒヤでした。

今回はしっかり経験を活かしました。(HAYNESをちゃんと読んでおけば防げたトラブルではあります・・・)

 

で、フィラーキャップは開けたままおもむろにエンジン始動。

クーラントがエンジン内に回っていって液面が下がるので、クーラントを補充。

温まってくると液面があがってくるので、そこで一旦止めてフィラーキャップ装着して、リザーバータンクにもクーラントを補充。

再度エンジンを始動して、ファンが回るまで暖気。

ファンが回って暫くしてからエンジン停止。

エンジンが冷めるまでの間の待ち時間でお昼休憩。

ご飯後に再度クーラントを排出して、今度こそ本番のクーラント注入。

 

まずはエンジン前側のドレンガスケットの交換。

 

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M6の銅ワッシャー。

O-RINGと一緒にアストロで買っておきました。

 

ドレンボルトの締め付けトルクは10N・m

 

エア抜きボルトもM6の銅ワッシャー。

こちらは締め付けトルク12N・m。

 

で、問題のO-RING・・・。

下側のドレンのパイプ接続部はO-RINGが使われていて、当然毎回交換指示なのですが・・・。

 

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実測してみると純正のO-RINGは内径12.6 線径2.6mmくらい。

アストロのセット物O-RINGで一番近そうな内径13 線径2.5をあてがってみたのですが・・・。

でかい・・・、これでは内径側はシールしないんじゃね?

しかもよくよく見比べて見ると・・・

 

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ピンぼけで申し訳ないですが、下側が純正で上がアストロのO-RING。

純正は丸断面ではないかも?明らかに幅が広い。

それとも長年のお役目で潰れて楕円断面になったのか?

いずれにしてもこれはダメだ・・・。

あきらめてO-RINGはもう一度再利用。

これでいいのか~という心の葛藤を抱えつつも、純正O-RING を取り寄せるまで待っていられないし・・・。

まっ漏れれば分かるからマメにチェックしようってことで!

 

下側ドレン部の締め付けトルクは10N・m。

皆さんは事前にちゃんと純正O-RINGを用意することをおススメします。

BMW部品販売サイトでは12x2.5となっていました。(2019.06.02調べでは163円)

 

autoparts-f.jp

 

送料も考えるとディーラーで売ってもらうのがいいのかもしれません。

 

クーラント濃度はー20℃くらいまででよかろうと40%混合。

なんだかんだ原液2Lの半分くらいは使いました。

残りはZZR250の交換と液が減った時の補充予備。

やっぱり私の場合は原液2Lでちょうどいい感じです。

 

洗浄工程と同様にクーラントを補充して、カウルを元通りに装着。

最後に廃液はオイル処理BOXに吸わせて終了!

 

クーラントの処理についてはネットで少し確認しましたが、焼却場で焼却というのが妥当そうだったのでこれを使っています。)

 

試運転は過去の経験を生かしてご近所で。

家の周りをあまり離れないように円状に回って液量確認。

本屋にも寄ってエンジンを冷まします。

本屋ではriderを発見。

最近取扱店が減っているのか、売り切れるのが早いのか発売日にチェックできずにいましたが、今号はKTM790ADVENTUREの特集もあって良さげだったので購入。

 

BMW BIKESも無事復刊されてました。

櫻井さんも苦労したようですね。

 

 

 先日GO RIDEも創刊されて、なんか日常にバイクが戻ってきた感じ。

 

やっぱり雑誌っていいですね。

 

バイクに戻るとリザーバーの液量は問題ありませんでした。

晴れてクーラント交換終了!