こんにちは。じろぽんです。
今回は吸気温度センサーへの埃付着によりしゃっくり症状が起きるかという考察。
先日F7にしゃっくり症状が出た時の吸気温度センサーの状態がこんな。
O-RINGからコネクタ側のダーティーサイドはともかく、エアクリーナー内のクリーンサイド側にも結構埃が付着した状態には少し衝撃を受けました。
で、整備したのはこれだけではないですが、何か変わったかと言えばこの付着した埃をエアーで飛ばしたというのが一番大きな変化。
そしてその後しゃっくりが無くなりました。はたしてそこに因果関係があるのか?という話。
まず吸気温度センサーの純正型番を調べてみると”13621739510”
これはF7に限らず、BMWの二輪・四輪の多くに使われているみたい。
純正だと12000円~16000円くらいしますが、互換品だと半額くらいで買えるみたい。
ネットでこのセンサーについて分析した人の記事を見ると、このセンサーは感温部の温度が上がるほど抵抗値が低くなるNTCサーミスターを使ったセンサーらしい。
四輪BMWではこのセンサーを交換している方もちらほらいるみたいですが、原因は書いてない。本来はそれほど壊れる部品ではないみたいですね。サーミスタだし。
でこのセンサーの役割と言えば、通過する空気温度によって変化する抵抗値の変化で噴射する燃料流量を微妙に変えている訳ですね。
その感度がどれくらいなのかというと、燃料流量6%変えるのに約15℃だそうです。
これはブースタープラグの検証をされた方のブログに書いてあったもの。
ブースタープラグの6%増量での効果を考えると、仮にセンサーに埃が付着して温度感度が下がったとしても、それくらいで突然エンスト症状を起こすとは考えられない。
ということは、今のところ症状が収まっているけれども完全に治ったわけではなく、根本原因が潜伏している可能性が高そう。
これまでの経験からしゃっくり症状は外気温というよりは、燃料残量ないしは燃料温度に依存して発生していそうなことからやはり燃料ポンプが原因か?
暑くて頭がバカな時期に燃料系の作業も危険かなっていうのもあるので、様子をみながらもう少し考えてみようと思います。