こんにちは。じろぽんです。
先日プラグ交換をして走っていたらセローに異変が発生しました。
信号待ちからスタートしたのですが、アクセルを開けても加速せず、徐々にスピードが落ちていく始末。
プラグを替えたばかりだったので締め付けが甘いとか、プラグキャップが外れたとか整備トラブルかとも思ったのですが何か違う。
スピードは徐々に落ちていくけど、失火している訳ではなくエンジンは回っている。
F7のしゃっくりのように燃料が行かずに吹けない訳でもないみたい。
何だかわからんが、このままじゃノッキングするな~とシフトダウンすると、ちゃんとエンブレは効く。
何だこれ?初めての症状だぞ?
ひとまず道端に停めて、アクセルを煽ってみるとやはりあまり吹けない。しかしかといってアイドリングが不安定な訳ではなく、アイドリングはいつも通り。
はて?
取り敢えず、症状が出る直前にグリップヒーターをONにしたことを思い出して消してみる。バッテリーが弱ってて電力足りなくなったとか?なんか症状違うけど。
そしてスロットルグリップを何度か煽ってみると、なんだかひねり代が少ないみたい。
??グリップが45°くらいしか回らないぞ?
そこでハンドルカバーも剥いでグリップヒーターを見てみると、どうもグリップヒーターのコードが突っ張っているみたい。
??ハンドルカバーが干渉してコードがねじれたのかな?
ひとまずそれを直したらアクセル開度が増えてエンジンが回るようになったので、再度走り出す。
暫く走ったところでやっぱり寒いな~とグリップヒーターをONしたら再度エンジン吹けない症状。広い国道でこれは怖い。
危ないのですかさず近くのお店の駐車場に入れて、再度グリップヒーターを確認。
やはりコードが突っ張っている。しかも通線でねじれて突っ張った感じでもない。
??
もしかして・・アクセルを閉じ側にひねってみるとぬるぬるっと簡単に回る。
やはり。原因はスロットルグリップの樹脂とグリップヒーター間の滑りが原因でした。
2年前にグリップヒーターを導入しましたが、確かゴムが結構キツかったので、接着とかしかったような・・・。
で、グリップヒーターの熱で膨張して緩んでぬるぬる動いてしまったのが、どうも今回の原因みたい。
去年は全然問題なかったのですっかり油断してました。経年でゴムもヘタッたのかな?
原因さえ分かれば話は簡単。
グリップヒーターの電源は切って、あとはしっかりとグリップを握りしめて滑らないようにして家に帰還。
ふ~やれやれ。
それでは何とかグリップヒーターを固定しなくちゃねっと、バラシ始める。
予想以上にグリップヒーターはガバガバだったみたいで、簡単に抜ける。
かといって取り外すとなると配線通し直すのは超大変なので、出来れば外したくない。
仕方が無いんで、出来る限りグリップヒーターを抜いたところに何か詰めて固定しますかね。接着剤無いし。
確かグリップヒーターで調整用のアルミテープのようなものがあったはずと、どこに仕舞ったか忘れたグリップヒーターの箱を暫く探す。
ようやく見つけて引っ張り出してみると、やはりありました。アルミテープ。
テープは2年の歳月ですっかり粘着力は失われていましたが、そこそこ剛性があって薄いので、ワンチャン摩擦力だけでも行けないかと差し込んでみる。
うん、意外と行けそう。コード出口部分は硬くて入らないけど、それ以外のところで対角上に二か所に挿入。
結構しっかり固定された。念のためエンジン始動して暫くグリップヒーターONにして放置。
グリップヒーターが十分に温まっても緩まないので、まあ大丈夫そう。
しっかり握れば大丈夫なことも対処法も分かったので、暫くこれで様子見ますかね。
皆様もグリップヒーターを使っているようでしたらお気を付けください。